Special Interview 久保田雅人さん

久保田雅人さん
ゲスト久保田雅人さん
1990年4月~2013年3月NHK Eテレ「つくってあそぼ」のわくわくさん役で出演。番組放送中から現在まで全国で工作ショウ、親子工作教室、工作研修会などを展開中。
現在も「工作の伝道師」として子供たちに工作の楽しさを伝える活動を行っている。

保育の仕事を応援するイベント『保育のおしごと応援フェスタ2020 in TOKYO』。
スペシャルセミナーに登壇される久保田雅人さんにミニインタビューを行いました!

久保田雅人の作って遊べばパラダイス

NHKの工作の「わくわくさん」として活動をされることになったきっかけはなんですか

「つくってあそぼ」の出演のきっかけは全くの偶然です(笑)。
私が最初の所属した劇団に声優でご活躍の田中真弓さんがいらっしゃいました。たまたま田中さんがNHKの方にご紹介くださり、「のっぽさん」の後を引き継ぐ工作番組の出演者のオーディションを受けました。そして、なぜか合格になり「わくわくさん」としての活動がスタートしました。

とにかく初めての出演でしたので、初めての収録の時はただただ緊張していて、緊張のあまりどんな気持ちで挑んだか、ほとんど憶えていないんですけどね。

番組出演中に心掛けたことと今日までの変化

出演中にもっとも注意していた点は「いかに楽しく工作を紹介し、子どもたちに自分も作ってみようと思ってもらえるか」という点です。番組を見終わった後、『よし、マネして作ってみよう』と思ってもらうためにはどうしたらいいのかを常に考えていました。

番組終了後も、番組出演当初から今日まで特に何かを変えているわけでありません。『子どもたちに工作の楽しさを伝えたい』という思いだけで今現在もやっています。ちょっとだけ変わったと言えば、最初は「作るところをとにかくうまく見せよう」ということばかり意識していました。

それだけでは、やはり子どもたちには伝わらないことに気づき、「子どもたちが見終わった後、よしやってみようと思ってもらうためにはどうしたらいいのか」を考え、重視するようになりました。

工作はどこで学ばれたのですか

私、工作を学校等で学んだことは一切ございません。では、どこで、どのように学んだのかは・・・
当日にお話させていただきます(笑)。

楽しい工作・子どもが簡単にマネすることができる工作とは

実は私にもわかりません。なぜなら子どもたち一人一人工作に対する興味や技量が違うからです。一概に『これが簡単にマネできる』とかはあまり言えません。

子どもたちに工作に興味をもたせるためには、まずは先生方ご自身がいかに楽しく工作を子どもたちに見せるかが大切だと思います。先生方が楽しいと思うから楽しさが伝わると思っています。そこで、当日は先生方がすぐに私のマネが出来る簡単な工作をたくさんご紹介します。

日常での子供との関わり

私は番組放送中から現在まで全国の保育園さん等で工作ショウや親子工作教室を行っております。「工作の伝道師」として、全国を回り、工作ショウや親子工作教室、工作研修会で工作の楽しさを伝えています。なんといっても子どもたちの目の前で工作を紹介して、みんなで遊ぶという楽しさが『工作を子どもたちに伝える上では一番大切だ』と思います。

それでも、子どもたちの方が私より「面白い発想、アイデア」を持っていることを感じる時があります。私はどうしても上手に作ろうと思ってしまう時があります。子どもたちはそんなことは考えずに思うままに描いたり塗ったりします。その方がとってもいい作品ができるんですね。工作教室では私の方が教わることがある時もありますよ(笑)。

保育という職業は久保田さんにとってどのような存在ですか

お世話になった保育士の先生方には感謝の気持ちしかありません。私の3人の子供は保育園でお世話になりました。先生方がどれだけ大変なのか少しは分かっております。先生方のご苦労には頭が下がります。

保育士だからこそ、親として教えることができなかった手遊び、歌、体操などを教えてくれました。園で教わったことを家で見せてくれる子どもたちの姿は親としてはうれしい限りでした。

また、子どもたち同士の遊びの構築に先生がかなり手助けをしてくれたことも感謝しています。遊びのルール作りなどを先生の助けによって自分たちで構築していました。その遊びの中で友達作りを子どもたちは学んでいましたね。

保育士を目指す人々へ向けてのメッセージ

極論かもしれませんが、先生方が日本の未来を担っていると思います。子どもたちが将来の日本を担っているのですからその子どもたちを見ている先生方が日本の将来を担っていると思います。保育士を目指す皆さんには少し重すぎるメッセージですが、それほど保育士という職業が重く素晴らしい仕事だと思っています。

久保田雅人さんインタビュー風景

「保育のおしごと応援フェスタ」に向けて

時代の流れとして、テレビゲーム等が遊びの主流になっていますが、それは仕方がないことです。そんな時代に「身の回りにあるものを使って自分だけのおもちゃを作る」楽しさと大切さを伝えたいのです。テレビゲーム等は自分で修理ができません。でも自分で作ったものはいくらでも修理ができます。壊れたら自分で直し、とことん遊びきる、使い切ることを通し、ものの大切さを学んでいくと考えています。

工作の楽しさを、現役で保育士をしている方、これから保育士を目指そうと思っている方、皆さんの保育の場で役立つ工作を「保育のおしごと応援フェスタ2020」でご紹介します。不器用な方でも絶対に作れるものばかりです(笑)。ぜひ、一緒に工作を楽しんでください。皆さんのお越しをお待ちしております。